丹羽孝希、Tリーグ24日開幕にワクワク「張本、水谷さんとも戦いたい」
卓球男子で世界ランク10位の丹羽孝希(24)=スヴェンソン=が23日、W杯を終えてパリから帰国した羽田空港で取材に応じた。24日開幕のTリーグに向けて「あした開幕で実感が湧いている。思ったより海外の強い選手が入ってきたので、非常にやりがいのあるレベルの高いリーグになる。1勝するのも難しい。全勝したいが、勝ち越せるようにしたい」と意欲を燃やした。
対戦したい相手として韓国のエース李尚洙(岡山)、香港のエース黄鎮廷(彩たま)を挙げ、「僕のライバルなので、そういう選手とやることで自分の力も上がると思う」と期待。「あとは張本(智和)や水谷(隼)さんも代表合宿で一緒に練習することは多いけど、実際に試合で当たることは少ないので戦いたい」と日本代表対決にも闘志を燃やした。
リオデジャネイロ五輪で活躍してから“丹羽ガール”と呼ばれるファンもじわじわと増えてきているが、日本で勇姿を見せられる機会が少なかった。Tリーグでは全国で試合が行われるだけに、「今まで(国内は)全日本選手権、ジャパン・オープンくらいしかなかったが、増えるのはすごくうれしいこと。Tリーグは21試合あるので、なるべく全部出てファンの皆さんにいいプレーを見せたい」と期待に応えることを誓った。
所属する琉球アスティーダの開幕戦となる26日~28日(名古屋)の3連戦は出場予定で、「帰ってきたばかりだけど練習しないといけない」と既に臨戦態勢。いつも通りクールに淡々と話しながらも、ほとばしる気合がこちらにも伝わってきた。