稀勢の里関ら横綱土俵入り、仙台 東日本大震災の復興祈願
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大相撲の稀勢の里関と鶴竜関の2横綱が13日、東日本大震災からの復興を祈願し、仙台市若林区にある復興公営住宅の荒井東市営住宅で横綱土俵入りを披露した。
見物した約550人の拍手を受けた稀勢の里関は「(当時は)相当ひどい状況だったと思う。少しでも力になれればと思った。大歓迎していただき温かい気持ちになった」と感謝を交えて語った。復興土俵入りは8年連続の実施。
若林区の担当者によると、同住宅には津波などで自宅を失った被災者を中心に約300世帯が入居する。鶴竜関は「二度と(震災が)ないようにという思いで、土俵入りをさせてもらった」と祈るように話した。