石川佳純、南北合同チームに心の準備OK「全力で勝ちにいく」

 卓球女子シングルスで世界ランク4位の石川佳純(25)=全農=が16日、今季のワールドツアー後半戦開始となる韓国オープン(17日開幕)に向けて羽田空港から出発した。

 試合のない1カ月間は男子合宿にも参加し、サーブレシーブなどの課題を強化してきた。来年からは東京五輪に向けた代表レースが始まるだけに「成績も大事だけど、実力をしっかりレベルアップさせることが大事。強い相手に勝って、実力と自信をつけたい」と意気込んだ。

 今回の韓国オープンでは、韓国と北朝鮮が合同チームを結成し、それぞれの選手がダブルスを組んで出場する。今年の世界選手権団体戦の女子では、大会中に準々決勝で対戦するはずの両チームが合同チームを結成。準決勝で日本が何とか勝ったが、“ルール無視”の大会運営とともに物議を醸した。

 今回は大会前からエントリー情報もアナウンスされており、石川は「(南北合同チームは)もう世界選手権で経験しているので、当たったら全力で勝ちに行く」と心の準備は万端。ダブルスでは平野美宇(18)=日本生命=とのペアで臨むが、「美宇ちゃんとも練習してきたし、ペアでもアピールしたい」と気合を入れた。

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