新十両・千代の海は白星 “ちゅらさん”美ノ海は黒星発進

 「大相撲名古屋場所初日」(8日、ドルフィンズアリーナ)

 新十両の2人は、千代の海(25)=九重=が若隆景(23)=荒汐=を押し出して白星、木崎改め美ノ海(ちゅらのうみ、25)=木瀬=は誉富士(33)=伊勢ケ浜=にはたき込まれて黒星発進となった。

 立ち合いで突き放し、休まず前に出た千代の海は「良かったです。しっかり相手が見えて。(手が伸びた?)そうですよ。突き相撲なので」と満足顔。「強い相手と当たるので、立ち合いから手を伸ばして、突き放していきたい」と気持ちを引き締めた。

 初体験の土俵入りは、「人にめっちゃ見られてるな、と思いました。子供の頃から見ていて、それをしているので」と、取組以上に緊張したという。出身地の高知は大雨に見舞われているが、実家と連絡を取り、「大丈夫と言っていた」と話した。

 沖縄県出身で、今場所から「美しい」を意味する地元の方言「ちゅら」をしこ名に入れた美ノ海は低く攻めたが、はたき込まれて土俵の外へ。「相撲は良かったけど、星的には良くなかった」と振り返り、黒星発進にも「できるだけ星を伸ばしたい」と前を向いた。

 親方衆からは「ちゅらさん」と呼ばれているといい、「それがまたいいと思います」と照れ笑いした。

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