エース上野由岐子 技巧派スタイルにも手応え 4回無失点6奪三振

 「女子ソフトボール・日米対抗、日本4-0アメリカ」(20日、東京ドーム)

 20年東京五輪で追加種目として08年北京五輪以来の復活を果たすソフトボールの日米対抗が開幕し、日本は初戦を白星で飾った。先発したエース上野由岐子(35)=ビックカメラ高崎=が4回無失点6奪三振の好投。打っては四番の山本優(27)=ビックカメラ高崎=が初回に2点本塁打を放つなど、投打の柱が活躍した。

 日本の“鉄腕”は健在だ。先発した上野は、この日はキレのある変化球を主体に米国打線を翻弄(ほんろう)。4回無失点6奪三振と、貫禄のピッチングを見せた。

 「いつもは力で押すけど、いつもと違う形で米国を感じたかった。結果が出てよかった」。

 2年後の東京五輪を見据え、両国とも若手の新戦力を加えての“前哨戦”。「まだ2年ある。今は個を高める時期。いかに個の力を表現できるか」と話していた上野。金メダルを獲得した北京五輪から10年、衰え知らずの剛球に、技巧派スタイルも身に付けたエースが、その存在を誇示した。

 第2戦は21日に仙台、第3戦は23日に五輪会場の福島で行われる。

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