関学QB、日大選手から直接謝罪受け「かわいそうだね」…加害側の母親泣いていた

 アメリカンフットボールの定期戦(6日)で、日大の守備選手が関学大のクオーターバック(QB)選手に悪質なタックルを仕掛けて負傷させた問題で、26日、日大側からの再回答を受けた関学大が兵庫県西宮市の同大学で会見した。鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターと、被害選手の父親が出席した。

 父親は、日大の内田正人監督が謝罪に訪れた前日の今月18日に、日大選手が両親とともに密かに謝罪に来た時の様子を語り、事後に息子である被害選手が、加害選手のことを「かわいそうだね」と話していることを明かした。

 直前に小野ディレクターに日大選手側から連絡があり、謝罪を受けることにした。

 双方の選手、両親の6人で面会。父親は「最初は第3者がいない中で話せば、本当のことを語ってくれるのではないかと」とまず6人だけで会ったと説明。「(相手側の)お母さんは泣いてはりました。うちの家内も涙を浮かべて」と振り返り、父親は正直に話した日大選手について「あそこまで追い込まれたのは本当にかわいそうと感じました」と語った。

 先方からは「身の危険になるような」状況でもあると伝えられ、その日の面会の事実は当面伏せて、選手本人が自ら公に謝罪する場を待つことにした。被害者側として「やった事実は消えないので、それとこれとは別ですよ」とは伝えたという。

 父親は「最後に息子たち2人が握手するシーンはありませんでしたが、最終的にそういう状況にもっていくことが収束なのかなと思います」と述べた。

 その後、被害届を提出する際も、被害選手の息子は「出さないとあかんの」と話していたという。父親は真相究明のため被害届を出す必要があり、そのためには警察から、まず日大選手の名前を出す必要があると説明を受けていることを伝えたという。

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