悪質タックル問題 日大学長、理事長の会見は否定的「判断しかねる」

 日本大学の大塚吉兵衛学長が25日、日本大学内で会見を行い、悪質タックルの被害にあった関西学院大アメリカンフットボール部員に対し「謝っても謝りきれない」と謝罪した。

 一方で、大学“トップ”の田中理事長の会見の必要性を問われると「今回の事案に対して?どこまで必要かどうか、判断しかねる。私が責任者。それ以上のところはないのが実情です」と、否定的。その後、再び同じ質問がされ「そこまで考えておりませんでした。競技者としての態度をはっきり示せば、これからの対策になっていくと考えている次第です」とした。

 「学生の運動部の統括は私。責任者は私ということで。責任者として私から答えるべき、と私の考え。(田中は理事長から)『こういう会見を開きたいという』(と話し)許可は戴いている」と語った。

 会見の冒頭では、宮川選手がひとりで会見したことに「当該の選手をひとり記者会見にたたせ、追い込んでしまったことに責任を痛感している」と、神妙な面持ちで語った。

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