JOC 日大悪質タックル問題で各競技団体にルール順守要請「傷害事件のようなもの」

 日本オリンピック委員会(JOC)は15日、都内で選手強化常任委員会を開催した。6日に行われたアメリカンフットボールの関学大と日大との定期戦(東京・アミノバイタルフィールド)で、関学大の先発出場したクォーターバック(QB)選手が相手守備選手から悪質なタックルを受け、負傷した問題が波紋を広げていることを受け、平岡英介専務理事は冒頭、改めてそれぞれの競技団体にルール順守を要請した。

 「最近、またスポーツで不幸な事件が起きました。アメリカンフットボールでルールを無視しての傷害事件のようなもの。ルールに基づいてこそスポーツがある。平等で公正なフェアプレーの精神を選手のみなさん、事業を担う皆さんにお持ちいただきたい」。

 日本アメリカンフットボール協会は、JOCの準加盟団体。この日、同協会の強化担当者は欠席した。

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