池&伊佐、スケボ初の日本代表決定 池「五輪出たい」16歳伊佐は「マジ!?」

 「スケートボード・日本選手権」(13日、ムラサキパーク東京)

 アジア大会(8~9月、ジャカルタ)の代表選考会を兼ねて、東京五輪種目のストリートが行われ、男子は池慧野巨(いけ・けやき、17)、女子は伊佐風椰(いさ・かや、16)がそれぞれ初優勝し、代表に選ばれた。また、優勝者を含む男女それぞれ上位4人が本年度の強化指定選手に選ばれ、東京五輪の新種目に決まって以降、初めて日本代表が始動した。

 池が記念すべきスケボー日本代表第1号になった。炭焼き職人の父・建徳さんから「ケヤキみたいな質のいい木のようになれ」と名付けられた17歳は「外国人にも負けへんように頑張りたい」と、アジア大会から飛躍の“坂道”を駆け上がる。

 小学1年でスケボーを始め、父が自宅の庭に自作したパークで技を磨いた。大阪在住で「東京は遠いし、面倒くさい」と、今大会は出場に乗り気ではなかったが、父が締め切り間際に強行エントリー。得意のスイッチ技で高得点を稼ぎ、「優勝できたのはラッキー」と声を弾ませた。

 今回は海外で活躍するトップ選手たちが不参加だったが、五輪前年となる来年以降は競争が本格化する見込み。「五輪はすごい大会。出られるなら出たい」と気合を入れた。

  女子の伊佐は優勝が発表されると「マジ!?」と驚きながら喜んだ。ミスもあったが、最初のフリップ技を成功させるなど得意の回転技で要所を締めた。高校2年の16歳だが、出場者15人のうち年下が11人。家の近所にできたパークで6歳から開始し、スケボー歴10年はベテランの域で安定性が光った。「東京五輪に出たい気持ちはとてもある」と、2年後に向けて成長を誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス