男子100メートル多田、55年ぶり4連覇も「違和感」
「陸上・関西学生対校選手権・男子100メートル決勝」(11日、西京極陸上競技場)
自己ベスト10秒07の多田修平(21)=関学大=は向かい風1・5メートルの中、10秒30で優勝した。浅井浄氏以来55年ぶりの大会4連覇を果たし「素直にうれしい」と笑顔。しかし走りは試行錯誤の最中だ。
「スタートで足を回せない印象。17年とはちょっと違うなって違和感がある」と多田。オフにスタートの改良を図ったが、4月下旬に昨季の形に戻した。グンと飛び出すようなスタートが、今季はまだ影を潜めている。
次戦は昨季世界選手権金メダルのガトリン(米国)や桐生、山県、ケンブリッジら有力選手が集まるゴールデングランプリ(20日、長居)。そこまでに感覚を取り戻したい。