大橋、日本記録V 反省生かしリオ銀相当の記録で2連覇
「競泳・日本選手権」(8日、東京辰巳国際水泳場)
女子400メートル個人メドレーでは大橋悠依(22)=イトマン東進=が4分30秒82で自らの日本記録を更新し、連覇を達成した。
昨年のシンデレラガール、大橋も着実な成長を見せた。力強い泳ぎで他を圧倒し、自身の日本記録を0秒60更新。昨年の世界選手権では200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得したが、最終日に行われた得意の400メートルではメダルを逃した。今大会も最終日に組み込まれたが、しっかりと集中を保ち「去年の世界選手権の失敗を払拭したかった」。リオ五輪銀メダル相当の好タイムで2連覇を達成し、笑顔がはじけた。
男子にも萩野というリオ五輪金メダリストがいるこの日本の有望種目は、20年東京五輪でも締めくくりの最終日に行われる可能性がある。「気持ちのコントロールができるようになった。東京(五輪)へのいい経験になった」と、2年後の夢舞台に向けても、手応えをつかんだレースとなった。