貴乃花親方「厳しく暴力はいけないといってきた」【一問一答2】

 「大相撲春場所・9日目」(19日、エディオンアリーナ大阪)

 弟子の十両貴公俊(20)=貴乃花=が18日に支度部屋で付け人を殴打したことに関し、師匠の貴乃花親方(45)=元横綱=が19日、京都府宇治市の部屋での稽古後、報道陣に応対した。

 以下、親方と一問一答。

 -貴公俊にはどういう話をしたのか。

 「とにかく反省以上のものをしないといけないということ」

 -話を聞いていた様子は。

 「あのー、やってしまったことで、とはいえ、言葉にならない状態ですから。とはいっても暴力ですからね。やってしまった経緯に、なぜやってしまったのか、とこれから問いただしていかないといけない」

 -指導の部分ではどうとらえるか。

 「深刻な思い。厳しく育ててきたつもりですから」

 -新十両で余裕がなかった。

 「それでも殴られた子の気持ちになれば、全く言い訳つきませんね。相撲に勝つ負ける勝負以前の話」

 -お話はどれくらい。

 「2時間くらい」

 -貴景勝関ら他の弟子に話は。

 「はい、本人らも相撲があるので。とにかく自分たちに相撲に向き合いなさいと」

 -被害者の方は出場は。

 「本人が『できる』、『できます』と即答で」

 -きょう協会の理事会で師匠も出席。

 「報告しにいきます。事実関係を報告しにいきます」

 -師匠だけか。

 「私だけです」

 -暴行を知ったのは。

 「(貴公俊と付け人)帰ってきて、聞いて。まず殴られた被害者の方から話を聞いた。個別に」

 -どういう思いがした。

 「深刻ですね。これだけ厳しく暴力はいけないと言ってきていますので。公俊にこれから改めて厳しく指導していきます、はい」

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