土俵に手が触れていた…審判よく見て物言い、軍配差し違え

 「大相撲春場所・8日目」(18日、エディオンアリーナ大阪)

 幕内最初の一番で、勝負審判の目がさえた。東前頭十四枚目の勢(伊勢ノ海)と東十両筆頭の旭大星(友綱)の顔合わせで、行司の軍配は旭大星に上がったが、勢が土俵外に出るよりも前に勝敗が決していた。

 攻めていたのは旭大星だった。積極的に前に出ていったが、一度、勢のはたきに前のめりに。体勢を立て直して相手を押し出したかに見えたが、行司が勝ち名乗りをあげているところで、勝負審判から物言いがついた。

 VTRでは、はたかれた旭大星の左手がわずかに土俵に触れているように見えた。協議を経て、審判長の山科親方は「行司軍配は旭大星に上がりましたが、勝負がつく前に旭大星がはたかれたときに手を(土俵に)はいており、軍配差し違えで勢の勝ちといたします」とアナウンス。勢の勝利となった。

 はたき込みで勝利となった勢は6勝目(2敗)。旭大星は4勝4敗となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス