藤沢・山口組 急造でコミュニケーション課題も山口「さっちゃんはやっぱり天才」

オリオン機械戦で得点を奪い笑顔をみせる藤沢五月(手前)と山口剛史=青森市・みちぎんドリームスタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「カーリング・日本混合ダブルス選手権」(14日、みちぎんドリームスタジアム)

 1次リーグが始まり、平昌五輪で日本カーリング史上初の銅メダルを獲得したLS北見のスキップ藤沢五月(26)と、同五輪男子代表SC軽井沢のセカンド山口剛史(33)のペアは、初戦でオリオン機械(堀内珠実、冨安岳人組)を8-1で破り、白星発進を決めた。

 技術の違いを見せて、圧勝発進を決めた藤沢、山口組だったが、五輪後に結成された急造ペアだけにコミュニケーション不足は目立った。ハウス間のやりとりでは、お互いの指示がうまく伝わらない場面が目立ち、確認のために集まる場面もしばしば。山口は「意味は同じでも男女で言葉の表現が違ったりするので。作戦面でも普段は(SC軽井沢のスキップの)両角とやっているのとズレがある。まあでもそれがミックスの醍醐味なのかな」と、笑って初戦を振り返った。

 ただ、お互いの相性には手応えを感じている。藤沢は「スイープは本当に女子と比べても2人分ぐらい掃いてくれるし、安心して投げられる。最初、(調子が上がらず)ため息ばかりついていたら、『そんなにため息付かないでよ』って言ってくれて。試合を盛り上げてくれるパートナーは心強い」と話せば、山口は「さっちゃんは試合前はすごく細かく目標とか時間の管理とかするけど、ショットになると意外と大ざっぱ」と印象を明かし「パパッと決めてリズムよく投げる。それで決まるし、やっぱり天才なのかなと思う」と、絶賛した。

 ジュニアの頃からの顔なじみで兄妹のようなコンビ。初戦を終えて「仲はとりあえず今のところ大丈夫です」と、藤沢。伸びしろ無限大のコンビが、まず幸先のいいスタートを切った。

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