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青学大・原監督が相撲界に提言 研修会講師で暴力根絶訴える 白鵬も感銘

研修会を終え、取材に応じる青学大・原晋監督=両国国技館(撮影・中田匡峻)
力士らに話をする青学大・原晋監督(左)=両国国技館(撮影・中田匡峻)
研修会を終え、取材に応じる青学大・原晋監督=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 暴力事件など相次ぐ不祥事を受け、日本相撲協会は16日、東京・両国国技館で青学大の箱根駅伝4連覇を導いた原晋監督(50)を講師役に招き、研修を行った。午前は親方衆を相手に暴力の根絶や弟子の育成など1時間、午後は協会所属の力士全員に自らの言動を正し、強くなる方法など1時間、熱弁した。

 講演を終えた監督は「力士には4つの視点」と要点を明かした。4つとは(1)角界に入った覚悟、(2)相撲界全体を考えるビジョン、(3)親方、弟子同士のコミュニケーションの必要性、(4)最後に目標設定。「覚悟とビジョンがあればおのずと成績は上がる」と訴えた。

 監督は常々、陸上界にとどまらず「ライバルは野球、サッカー界」と目標を掲げてきた。「より魅力ある人が入らなければ若い人が入ってこない。強い力士、愛される、尊敬される力士がいれば魅力を感じ入ってくる」と今後の発展を望んだ。

 視聴率に関しても「箱根駅伝は30パーセント、相撲も17~18パーセント」と話し、「国民に愛されているからワイドショーでも注目を受ける」と、連日、情報番組で相撲が取り上げられたのも人気の証拠と断言。

 今後の若手育成法に関しては「本当の厳しさならトライする若者は多い。若者は理不尽な厳しさは求めていないだけ。理屈があれば若者は厳しさに耐えられる」と自らの経験を踏まえ、話した。

 会見終わりでは帰りかけながら、言い残したことを思い出し、引き返して“おかわり”。「20年の東京五輪のレガシーはスポーツのイメージを変えていくこと。64年の東京が施設を作り、道路を整備することだったなら、2020年は日本スポーツ界の考え方を変える時」と熱かった。

 巧みな話術と濃い内容に力士たちも心を揺さぶられた。横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=は「非常に分かりやすかった。(話が)うまい。聞き入ってしまった」と満足顔。

 横綱白鵬(32)=宮城野=は「自分の考え方、哲学と似たような話で自信になった」とうなずいた。大関高安(27)=田子ノ浦=は「原監督の組織づくりは勉強になった。5、10年後を見据えて取り組んでいく。もし指導者になれたら、スポーツには共通するものがあるので、これをしっかりプラスにしたい」と感銘を受けていた。

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