湯浅直樹 2大会連続3度目五輪決めた! 今季不調も復調の兆し

 「アルペンスキー・全日本選手権」(28日、阿寒湖畔)

 男女の回転が行われ、男子は34歳の湯浅直樹(スポーツアルペンク)が合計タイム1分40秒73で制した。既にW杯の成績でも五輪派遣基準を満たしており、2大会連続3度目の五輪出場が決まった。女子は21歳の安藤麻(東洋大)が合計1分50秒57で4連覇を遂げて五輪代表候補となり、初出場が有力になった。今回候補入りを逃した選手も来年1月下旬までにW杯の成績で五輪派遣基準を満たせば五輪代表に決まる可能性がある。

 今季苦戦する湯浅が浮上へのきっかけをつかんだ。2位に0秒75差の快勝に「本当は2秒くらいぶっちぎりたかったけど。復調の兆しが見えた中での優勝なので弾みにして年明けからいきたい」と、五輪イヤーへ勢いづいた。

 以前骨折した右足首を11月に捻挫し、雪上練習を続けたことでスキーを操る感覚が鈍ったと明かす。基礎練習を繰り返し、約1週間前から調子が上向いたという。骨挫傷の左膝も「全く問題ない」と不安を一掃した。

 34歳だが「限界は何も感じていない」と言い切る。3度目の大舞台へ「メダルを期待してもらえるような活躍を残りのW杯でして、五輪をいい状況で迎えたい」と反転攻勢を誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス