フィギュア女子 過去の五輪最終選考会は…年齢制限ある真央の台頭、ママ美姫は無念

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 平昌五輪代表選考会を兼ねる大一番がいよいよ開幕する。2枠を争う女子はショートプログラム(SP)が21日に行われる。過去さまざまなドラマを生んできた五輪切符を懸けた全日本。史上空前の大激戦の今季は、果たしてどんな戦いとなるか。

 ◆過去3大会の女子シングルの五輪最終選考会VTR

 06年トリノ五輪 ポイント制が敷かれ、安藤美姫、荒川静香、村主章枝、恩田美栄、中野友加里がし烈な争いを繰り広げた。年齢制限のため五輪出場権のなかった浅田真央が彗星のごとく現れ、GPファイナルで優勝するなどし、選考は混迷を極めた。全日本では村主がSP2位からの逆転優勝で切符をもぎとり、3位で表彰台に立った荒川も滑り込んだ。安藤は全日本6位だったが、選考ポイントトップで選出された。ただ、その後も浅田の五輪待望論も根強く、選考方法にも疑問が出るなど揉めた選考となった。

 10年バンクーバー五輪

 浅田がGPシリーズで2、5位と不振に陥る一方で、安藤が好調。GPファイナルで2位となり、早々と内定を決めた。浅田は全日本で復活し、優勝で初の五輪代表に決定。残り1枠は中野と、遅咲きながら台頭してきた鈴木明子が争い、全日本のフリーで魂の「ウエストサイドストーリー」を演じた鈴木が浅田に次ぐ2位となり、代表権を獲得した。

 14年ソチ五輪

 浅田真央がGPシリーズ2連勝、さらにファイナルまで優勝し、早々と当確ランプを灯した。GPシリーズで安定した成績を出した鈴木明子、村上佳菜子が全日本で真央を上回り、鈴木が優勝、村上が2位となり五輪切符を獲得。出産していたことを電撃発表し、現役に復帰した安藤美姫が地方大会を勝ち抜き、全日本に進んだが、7位に終わり、3大会連続の代表入りを逃した。

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