貴ノ岩に番付救済措置 初場所を休んでも十両据え置き

 日本相撲協会が20日、東京・両国国技館で臨時の理事会を開いた。日馬富士による暴行の被害者となった貴ノ岩について、番付の救済措置が例外的にとられることが決まった。

 貴ノ岩は暴行の被害により今年11月の九州場所を全休した。これにより、幕内の下、十両まで番付を落とすことが予想される。さらに、1月の初場所も暴行の影響で休場することになった場合、3月の春場所について番付面で配慮することに決まった。八角理事長(元横綱北勝海)が提案し、理事会で承認された。

 鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は「暴力被害の後遺症があるということで、一方的な暴力を受けた被害者であるので、協会全体で守るべき力士」と位置づけた。「前例としない例外ではありますが、1月場所を休む場合は診断書の提出を条件として、全休だったとしても3月場所は十両の最下位に留めることにしようと理事長が提案し、承認されました」とされた。

 九州場所の時点で東前頭8枚目だった貴ノ岩は、新年初場所では十両に番付を落とすことが確実な状況となっている。今回の発表にのっとると、貴ノ岩は初場所で十両に番付を落とすことにはなるが、初場所を仮に全休したとしても幕下以下に番付を落とすことはない。

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