張本8強 完全アウェーでストレート勝ち飾る
「卓球・ワールドツアー・グランドファイナル」(15日、アスタナ)
男子シングルス1回戦で張本智和(14)=エリートアカデミー=がキリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)に4-0で快勝し、準々決勝に進んだ。女子シングルス1回戦では石川佳純(全農)がハン・イン(ドイツ)を4-2で下し、準々決勝に進出。女子ダブルス準決勝では世界選手権個人戦銅メダルの伊藤、早田組が決勝進出。男子ダブルスは世界選手権準優勝で2年ぶりの優勝を狙う大島祐哉(木下グループ)森薗政崇(明大)組が決勝に進んだ。
張本は地元カザフスタンのゲラシメンコを相手にシングルス初戦をストレート勝ちで飾った。「相手の歓声が多い方が、やってやるぞという気持ちになる」。完全アウェーの雰囲気をものともせず、着実に得点を重ねた。課題を問われると、最終ゲームが10-8から15-13までもつれた点を挙げ、「勝ち切れる時に、相手に余裕を与えずに勝ちたい」と勝負師の顔つきで言った。