本田望結 ジャンプで転倒「悔しさしかない。来年もこの舞台に」“二刀流”へ決意新た
「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」(26日、ALSOKぐんまアイスアリーナ)
女子フリーが行われ、女優でショートプログラム(SP)15位の本田望結(13)=大阪・関大中=はフリー87・82点をマークし、合計140・39点だった。
本田は演技冒頭の3回転ルッツで転倒。そこからはなんとか立て直したが、所々でミスが出た。「悔しさしかない。早く練習したい」と本田。「ここまで不安もたくさんあったので、いまは『終わった~』という感じ。目標にしていた全日本に来られて、無事に終われてよかったけど、フリーは悔しい部分もあった」と振り返った。
同じくスケーターの真凜を姉に持つ望結は、女優業に全力で向き合いながらも、近畿選手権、西日本選手権と地区予選を勝ち上がり、全日本ジュニア選手権への切符を自らの力で勝ち取ってここまで来た。初出場ながら、SPでは納得の演技を披露。表現力は大きな武器だ。
「皆さんからすると私はうまい選手じゃないし、お芝居で私を知って、応援してくださる方もいると思う。好きなことを2つ見つけられたことに感謝して、嫌いになるまで頑張りたい。中途半端じゃなく、二刀流と言ってもらえるように」と決意を新たにした様子。「来年もこの舞台に立ちたい」と言い聞かせるように語った。