樋口の急成長か 三原の安定感か 真凜の大勝負か 混沌の代表争い

 三原舞依
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(10日開幕、大阪市中央体育館)

 フィギュアスケートのGPシリーズ全6戦のうち、ここまで3戦が終了した。10日開幕の第4戦NHK杯では、代表2枠を争う上での「キーマン」とも言える日本選手権3連覇中の宮原知子(19)=関大=が約11カ月ぶりに復帰する。ただ宮原が実戦から離れている間、樋口新葉(16)=日本橋女学館高=や三原舞依(18)=シスメックス=らが台頭。女子の代表争いは混沌(こんとん)としている。GPシリーズ前半戦を振り返りながら、2枠を巡る女子の五輪代表争いを分析する。

 今季成長著しいのが樋口新葉(東京日本橋女学館高)だ。GPシリーズ2戦を3位、2位という好成績で終え、ファイナル進出へ大きな可能性を残した。シニア1年目だった昨季は右足甲のけがの影響もあり、ジャンプに安定感を欠いた。プログラムもこれまでとは違う大人なジャンルのものを選択。これも、スピード感と力強さが武器である彼女を、ある意味苦しめたと思う。

 今季はSP「ジプシーダンス」、フリー「007 スカイフォール」を選曲。ストーリーも分かりやすく、曲調や振り付けも彼女にすごくマッチしている。「絶対に五輪に行きたい」とハッキリと口にするのも頼もしい。本人も2戦を終え、殻を破ったような感覚を得たことだろう。

 エース宮原を欠いた昨季の後半、大躍進した三原舞依(シスメックス)も安定感は健在だ。GP初戦は4位だったものの、得点は206点。初戦207点、2戦目212点の樋口と、ものすごく差が開いたとは言い難い。

 ただ、大人の強い女性を演じるSP「リベルタンゴ」は、三原が持つ柔らかいイメージとは真逆。目指している色っぽい表現にやや苦労しているように見える。この壁を越え、また違った魅力を放つスケーターとなれるか、正念場だ。

 今季シニアデビューの本田真凜(大阪・関大高)はGP2戦ともに5位、坂本花織(シスメックス)もGP1戦を終え5位と、ファイナル進出はきわめて難しく、全日本選手権の一発勝負にかけるしかない。実力者の本郷理華(邦和スポーツランド)も同様。本田、坂本と同じくジュニアから上がった白岩優奈(関大KFSC)は、GP初戦のNHK杯でどれだけ成長した姿を見せられるかが重要になる。

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