フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さん（２７）が８日、都内で行われたイベントに出席し、五輪シーズンを戦う後輩たちにエールを送った。「これからの試合が大切。１日１日を大切にして、悔いなくけがなく本番を迎えてほしい」。シニア転向１年目で五輪を目指している本田真凜には「まだ１６歳で、真凜ちゃんはすごく若い。たくさん色んなことを経験して、自分の力を発揮してほしい」と話した。

　先日の西日本選手権で紀平梨花（１５）＝関大ＫＦＳＣ＝が、国際連盟非公認ながら真央さん以来となるフリーでトリプルアクセルを２回成功。今季は米国の長洲未来が積極的に挑戦するなど、真央さんの代名詞だった大技に挑む選手が増えてきた。「私は（伊藤）みどりさんみたいなアクセルを跳びたいと思って、“受け継いで”と勝手に思ってやってきた。もっとたくさんの選手に挑戦してほしいし、女子にも４回転の時代がくると思う。大技をやって盛り上がっていってほしい」と、笑顔で話した。