米プロフットボールＮＦＬで昨年、人種差別に抗議して国歌斉唱で片膝をつく行為を最初に始めたＱＢコリン・キャパニックが、不当な扱いを受けているとして労使協定に基づいてＮＦＬを訴えたと１５日、複数の米メディアが報じた。昨季フォーティナイナーズ（４９ｅｒｓ）でプレーしたキャパニックは今季の所属先がないのは各オーナーが共謀したためとしている。

　膝つきはトランプ米大統領が非難したことを受けて、大きな議論を呼んだ。最近では米大リーグでも膝つきを行う選手が現れるなどＮＦＬ以外にも影響が広がっている。

　今後は調停人によって聴取される予定で、キャパニックの代理人は「目的はこれまでも、これからもリーグに公平に扱われ、フィールドに復帰すること」との談話を出した。