舛の勝改め隆の勝が新十両「この名前で一生懸命頑張る」
日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、舛の勝改め隆の勝(たかのしょう、22)=千賀ノ浦=の新十両昇進を決めた。10年春場所で初土俵を踏み、秋場所(24日千秋楽、両国国技館)は東幕下3枚目で6勝1敗の好成績を収めた。昨年4月に千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が部屋を継承してから初の関取誕生となった。
師匠とともに新十両会見を行い、「夢みたい。うれしい。目指していた場所」と喜びをあふれさせた。
千秋楽のパーティーで師匠から改名を伝えられた。「『隆』の字を付けたいというのが夢だった」と言う師匠の願いをかなえた。「聞いた時は変わるんだと思った。ありがたい。この名前で一生懸命頑張る」と誓った。
中卒のたたき上げ。17歳で幕下に順調に出世しながら伸び悩んだ。入門同期生の輝(高田川)、千代ノ皇(九重)らに先を越され「悔しかった。負けたくなかった」と発奮材料にした。
昨年、代替わりで現師匠になったのも転機。「17歳で幕下に上がって20歳でまだ幕下。お前バカか、今まで何してたんだ」と、のんびりし過ぎる性格を叱咤(しった)された。「自分でもバカと思いました。必死に上がるために稽古しようと思った」と改心した。
一門である貴乃花、阿武松部屋を始め、錣山、大嶽部屋など積極的に出稽古に行ったのも師匠の指導。阿武咲、貴景勝ら年下に胸を出してもらい、負けん気にも火。幕内貴ノ岩には、ぶつかり稽古で「びくともせずビックリした」と、レベルの違いを知り、稽古に励んだ。
師匠は「まだスタート地点。通過点。幕内、三役を目指せるようにいろんな所を(出稽古で)引きずり回す」とさらなる猛稽古を予告。同じ千葉県柏市出身の元関脇麒麟児を手本に「突き押し相撲だから捕まらないような相撲を」と期待した。
