『天使な三原舞依』平昌へV発進 ジャンプノーミスならず「まだまだ」

 「フィギュアスケート・げんさんサマーカップ」(13日、滋賀県立アイスアリーナ)

 シニア女子のフリーは、ショートプログラム(SP)で首位発進した昨季の四大陸選手権女王・三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=が132・08点、合計200・52点で優勝した。

 ミスはあったが、想像以上の高得点に手応えを得た今季初戦だ。6つの美しいジャンプを重ねた三原は、最後の1つで転倒するも、自身3度目の200点超えを果たし、自己3番目の好記録で優勝。「ノーミスじゃなかったのは悔しいけど、こんなに得点が高いと思わなかった」と笑顔で、冷静に振り返った。

 新プログラム「ガブリエルのオーボエ」を実戦初披露。振付師からアドバイスを受け「天使」をテーマに演じているが「まだまだだと思う」と自己評価は厳しめだ。

 それでも平昌五輪シーズンは最高の形で幕を開けた。「どの試合でもノーミスを心がけて、この子なら大丈夫だって思ってもらえる演技をしたい」。武器である安定感をさらに高めていく。

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