横綱稀勢の里が巡業初参加 故郷凱旋で4500人歓声

 左足首を痛め大相撲名古屋場所を途中休場した横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が10日、地元茨城県日立市で行われた夏巡業に合流した。1月の横綱昇進後、初の巡業参加。故郷で満員4500人から歓声を浴びた。

 稽古場では白鵬から「大丈夫か?」と問われ「大丈夫。(休場中は)汗を流してました」と答えた。左足首、春場所で負傷した左上腕部にはテーピングはなし。入念な四股、腕立て伏せなどで患部の強化に努めた。

 取組には入っておらず相撲を取る段階ではない。患部に関し「まだまだですね」と不安を抱えたまま。秋場所(9月10日初日、両国国技館)出場も巡業での回復次第。「しっかり稽古して、しっかり体を作る」と何度も繰り返し、険しい復活ロードを踏み出した。

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