白鵬の内弟子・炎鵬、初土俵から負けなし序二段もV 横綱から感銘「すべてが勉強に」

 「大相撲名古屋場所・千秋楽」(23日、愛知県体育館)

 序二段は7戦全勝同士の決定戦となり、炎鵬(22)=宮城野=が元幕内の舛乃山(千賀ノ浦)を破り、優勝した。土俵際、左足一本でこらえ、右まわしを引くと、逆転の投げを決めた。

 先場所の序ノ口優勝に続き2場所連続V。決定戦を含め、15戦全勝といまだ負け知らずだ。横綱白鵬の“内弟子”として入門し、場所前は、猛稽古を付けられた。

 新記録を次々達成する横綱の姿に感銘。自身の力になった。「横綱を見ていて一番一番にかける思いをヒシヒシと感じた。稽古の前の準備、四股とか手順、すべてが勉強になる」と最高の環境が自らの成長につながる。

 体重95キロと小柄でスピードを生かした技が持ち味。「押して力の差を見せられるような相撲を取りたい。力強い横綱のような相撲を」と、さらなる飛躍を誓った。

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