稀勢の里、入院患者に奮闘誓う 稽古では高安に10勝4敗

 大相撲の横綱稀勢の里が29日、名古屋市内の病院を慰問し、約1時間で32人の入院患者と触れ合った。一人一人にサイン色紙を手渡し、55歳の男性患者から「場所に間に合いますか」と聞かれ「初日には間に合うと思います」と名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)での奮闘を誓った。

 この日の朝稽古では厳しい攻めが光った。愛知県長久手市の田子ノ浦部屋で新大関高安を10勝4敗と大きく上回り「いい稽古になった。今日は良かった。まだまだ良くなる」と胸を張った。

 左四つで右上手を引く体勢から、胸を合わせて寄り切る相撲が大半だった。30日からは二所ノ関一門の連合稽古が始まる。

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