覚醒のサニブラウンに伊東浩司強化委員長「カールルイスやボルトのような走り」

 「陸上・日本選手権」(24日、ヤンマースタジアム長居)

 男子100メートル決勝が行われ、史上初めて自己ベスト10秒0台の選手が5人揃った史上最高レベルの一戦は、15年世界ユース2冠のサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=が予選、準決勝で出した自己ベストを0秒01上回る10秒05をマークし、大会初優勝。8月のロンドン世界選手権代表に内定した。

 2位・多田修平(20)=関学大=、3位・ケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=の代表入りも確実となった。

 “四強”の前評判を覆し、日本最速決戦を制したサニブラウンについて、10秒00の日本記録保持者で、日本陸連の伊東浩司強化委員長は「ハキームくんが力強かった。その一言に尽きる。昨日と同じ条件なら9秒台が出ていたんじゃないか」と、舌を巻いた。

 予選、準決勝で10秒06、決勝で10秒05というラウンドの重ね方にも「一定レベルの余力を持って勝ち上がれていた。カール・ルイスやボルトのように60~70メートルまでメンタルを安定させて走れるのが強み」と、絶賛していた。

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