日本、アイルランドに連敗 後半、ペースを握るも
「ラグビー・日本13-35アイルランド」(24日、味の素スタジアム)
日本は、世界ランク3位のアイルランドとのテストマッチ第2戦に、13-35で敗れ、連敗で終わった。
試合開始直後からアイルランドに立て続けに2つのトライを奪われた日本は前半15分、SO小倉順平のPGで3点を返した。さらにアイルランドに1トライを許したものの、前半24分、右への展開からCTB松島幸太郎が右サイドに飛び込み、この日初めてのトライを奪った。この後、アイルランドに1トライを加えられ、8-28で前半を折り返した。
後半に入ると、粘り強いディフェンスでアイルランドの猛攻をしのぐと、後半22分。途中交代のSO松田力也のパントキックを最後にWTB山田章仁がキャッチし、右隅に飛び込んだ。
その後も再三、トライチャンスをつかむなど日本ペースとなったものの、トライには結びつかず。逆に終了間際にアイルランドにトライを奪われた。
1トライを挙げた山田は試合後、「残念ですね。いい流れもあったんですが、それを取りきれなかった」と敗戦を悔やんだ。自身のトライについては「みんながしっかりつないだので。もっと勢い付けていきたかったですけど」と振り返った。22-50と大敗した第1戦からは差をつめたが、「勝たないと意味はないので。後半、しっかり流れがあるときに勝ちきりたかったですね」と、勝てるチャンスもあっただけに、笑顔は出なかった。