内村美しさで勝負 体操世界選手権代表入りへ「Dスコア下げる可能性も」

 体操の全日本選手権で10連覇を達成した内村航平(28)=リンガーハット=が19日、東京都内で練習を公開した。世界選手権(10月・モントリオール)の代表選考会を兼ねたNHK杯(5月20~21日・東京体育館)に向けて「全日本よりDスコア(技の難易度)を下げる可能性もある。(技の出来栄えを示す)Eスコアで勝負して確実に代表入りを決める」と話し、美しさ重視の体操で個人総合40連勝に挑戦する。

 全日本選手権では1学年下の田中佑典(コナミスポーツ)がEスコア重視で挑み、0・050点差の2位と内村を猛追。Eスコアの採点が厳しくなったとされる新ルールでも「佑典みたいにすごく評価されるということが分かった」と意を強くした。

 この日公開された練習では、苦手とするつり輪を入念にチェック。肘を伸ばしながら静止技に入る動作を繰り返した。「肘が曲がると0・3点減点されるようになったので、気を付けてやっている。あそこさえしっかりできればもう少しEスコアも伸びてくる」。リオデジャネイロ五輪でつり輪の金メダルに輝いたペトロニアス(ギリシャ)の動画も参考にしながら、苦手種目でも得点の上積みを目指す。

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