吉田沙保里 真央は「国民栄誉賞に値する」国民栄誉賞の“先輩”が太鼓判

 レスリング女子で五輪3連覇を果たした吉田沙保里(34)=至学館大職=が11日、都内のイベントに出席し、現役引退を表明した浅田真央(26)=中京大=を改めてねぎらい、「国民栄誉賞に値するほど頑張った」と力を込めて話した。ネット界の待望論を後押しするかのように、12年に受賞した“先輩”が太鼓判を押した。

 どれだけ日本中の思いを背負って頑張ってきたのか。それがわかるからこその“同志”としての言葉だった。「私は(世界大会)13連覇して国民栄誉賞をもらいましたが、(真央も)本当に国民栄誉賞に値するほど頑張った。そういう思いが強いです」-。

 都内でのイベント後、吉田が浅田の引退について語った。前日は深夜に母・幸代さんからのLINEで引退を知り、その後はツイッターで「ここまで本当に日の丸を背負って頑張ったよね!」などと発言。その後は浅田にもねぎらいのメールを送り「これからも頑張ります。沙保里さん、尊敬しています。これからも応援しています」などと返信があったという。

 ともに名古屋が拠点の国民的なスター。同じ思いで戦ってきたことはわかっている。「日本のために頑張ろうと、期待やプレッシャーの中でやってきた」。そう話した後で飛び出した「国民栄誉賞」発言だった。

 ネット上では「真央に国民栄誉賞を!」の声が高まっている。これまでは、柔道の山下泰裕、マラソンの高橋尚子、レスリングの吉田沙保里、伊調馨といずれも五輪金メダリストが受賞。五輪ではバンクーバーの銀メダルが最高の浅田が受賞となれば異例だが、待望する声は多い。そんなファンの思いに応えるかのような力強いアシストだった。

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