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羽生 大逆転V 自身のフリー世界最高記録更新! 4回転4本決めた

 ジャンプで着氷し、気合の入った表情を見せる羽生結弦
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)

 平昌五輪の国・地域別出場枠を懸けて男子フリーを行い、羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。羽生は自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=が2位。2人の順位合計は「13」以内となり、日本男子は五輪で最大の出場枠3を獲得した。

 羽生は肩で大きく息をしながら右手を突き上げ、指を一本立てた。フリーで自らが持つ世界最高得点を更新する「223・20」を確かめると、心からの笑みを見せた。「疲れた。でも演技内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた」。SP5位からの大逆転Vで、3季ぶりに世界一を奪い返した。

 圧巻は4度組み込んだ4回転ジャンプ。今季、試合で一度も決められなかった演技後半の4回転サルコーの連続ジャンプを含め、4度すべてでGOE(出来栄え点)2点以上の加点がつく完成度で成功させた。

 技術点、演技構成点ともにトップで、ライバルたちの追随を許さなかった。「今の心境の中で表現し切れた。スピードはもっと出せたかもしれないが、このプログラムの全ての完成度のためにできる一番いいパターンだったと思う」と胸を張った。

 四大陸選手権ではチェン(米国)に敗れて2位。SPは5位と苦しい思いも味わった。「SPが終わった後、立ち直れないぐらい落ち込んだ」と羽生。昨季のGPファイナルでたたき出したSP、フリー、合計全ての世界最高点に対しても「(歴代最高の)あの数字にとらわれ、すごく怖くてここまでやってきていた」と吐露した。後悔も、恐怖心も乗り越え、つかんだ栄冠。「殻をちょっと(破れた)」と満足そうに笑った。

 3年ぶりの王座奪還は「最高のご褒美」だ。66年ぶりの五輪2連覇が懸かる来季へ向けた大きなステップとする。

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