柔道・阿部一二三、オール一本で連覇 「東京五輪まで突っ走る」
「柔道・全日本選抜体重別選手権」(1日、福岡国際センター)
世界選手権(8~9月、ブダペスト)代表選考会を兼ねて行われ、男子66キロ級決勝は、昨年覇者の阿部一二三(19)=日体大=が、高市顕悟(旭化成)に1分58秒大外刈りで一本勝ちし、連覇した。3試合オール一本勝ちを飾り、「今日は自分の柔道ができた」と胸を張った。
昨年12月のグランドスラム(GS)東京、2月のGSパリに続いて、選考対象となる大会で3連勝し、これで今夏の世界切符は確実。「昨年リオ五輪に出られなかった悔しさをバネにした。東京五輪まで突っ走っていきたいので、今年の世界選手権でもオール一本勝ちで優勝したい」と宣言した。
2日の女子52キロ級に出場する妹・阿部詩(兵庫・夙川学院高)に向けては「自分が優勝していい流れができたと思うので、自分の柔道を出し切って優勝してほしい」とエールを送った。