宇野昌磨が圧巻演技も、SP歴代2位は一瞬

 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)

 18年平昌五輪の出場枠をかけた大会で、男子SPが行われた。全日本選手権を制した宇野昌磨(19)=中京大=は104・86点で、昨季のGPファイナルで羽生が出した世界歴代最高得点(110・95)に次ぐ歴代2位の好記録をたたき出した。しかし、宇野の後に演技したハビエル・フェルナンデス(スペイン)が109・05点をマークし、上回られた。

 冒頭の4回転フリップを着氷。続く4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプも美しい着氷を見せ、全てのジャンプを決めた。

 今季後半から着ている青のグラデーションの衣装を身にまとい、バイオリンの流れるような音色に合わせてしっとりと演じきった。フィニッシュのポーズを解いた瞬間、右腕を天に突き上げてガッツポーズ。得点を見ると一瞬驚いた表情を見せたが、満面の笑みを浮かべて喜んだ。

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