稀勢の里優勝 視聴率24・4%は2010年代で最高
26日に横綱稀勢の里が2場所連続優勝を決めた「大相撲春場所・千秋楽」のNHK中継の視聴率が、関東地区で2010年代で最高となる平均24・4%を記録したことが27日、分かった。
瞬間最高は午後6時0分の33・3%。稀勢の里が優勝決定戦を制して館内が大歓声に沸く中、花道を引きあげる場面だった。
26日は、稀勢の里が1差で追いかけていた照ノ富士を本割・優勝決定戦ともに下して逆転優勝。新横綱場所での優勝は大鵬、隆の里、貴乃花に続く8人目、約22年ぶりの快挙となった。
NHKによると大相撲中継の平均視聴率24・4%は2010年以降では最高。それ以前では、09年に引退危機にあった横綱朝青龍が5場所ぶり優勝を決めた初場所・千秋楽(1月25日)が平均27・1%。大関日馬富士が初優勝した同年の夏場所・千秋楽(5月24日)で25・7%を記録している。
26日は関西地区でも平均21・6%。瞬間最高は30・0%で、稀勢の里が優勝を決めた直後の場面だった。
(数字はビデオリサーチ日報調べ)