五輪選手に禁止された方法で点滴 陸上サラザール氏、英紙報道
【ロンドン共同】英サンデー・タイムズは26日、リオデジャネイロ五輪の陸上男子5000メートル、1万メートルで2冠を達成したモハメド・ファラー(英国)を指導するアルベルト・サラザール氏が選手の能力向上のために、禁止された方法で点滴を使用したと報じた。流出した米国反ドーピング機関(USADA)の報告書を引用したとしている。
ファラーら6選手に投与されたのはアミノ酸の一種のL-カルニチンを、化学的に合成したサプリメント。L-カルニチン自体は体内でも生成され、禁止薬物ではないが、50ミリリットル以上を6時間以内に投与することは禁じられている。