GSパリ制覇の阿部一二三が凱旋帰国 「世界にアピールできた」
柔道のグランドスラム(GS)パリ大会に初出場し、男子66キロ級で優勝した阿部一二三(19)=日体大=が24日、欧州遠征を終えて成田空港に帰国した。
5試合中4試合で一本勝ちと世界の柔道ファンをうならせ、「自分の持ち味である投げ技で優勝できたので、世界にいいアピールができた」と胸を張った。有効廃止などの新ルールに対しても「(組み手を)二つ持てば投げられる感触が持てたので、気にならない」と自信をのぞかせた。
妹の阿部詩(16)=兵庫・夙川学院高=も24日開幕のグランプリ・デュッセルドルフ大会(ドイツ)で国際大会デビューを飾る。兄は「まだまだ高校1年生やし、思い切って楽しんでやってくれればいい」とエールを送った。