12日に終了した柔道グランドスラム(GS)パリ大会男子66キロ級で優勝した19歳の阿部一二三(日体大)が24日、成田空港に帰国し「自分の持ち味である投げ技で勝てた。世界にアピールできた」と充実の表情で話した。
阿部は得意の袖釣り込み腰などを駆使し、5試合中4試合で一本勝ち。有効廃止などの新ルールにも「気にならなかった。(釣り手と引き手の)二つを持てば、投げられる感触をつかめた」と自信をみなぎらせた。大会後はパリとローマでの国際合宿に参加した。
昨年12月の東京大会に続くGS制覇となり、今夏の世界選手権(ブダペスト)代表入りに大きく前進した。