錦織、フルセットでの初戦突破に「タフな試合だったけど勝てて良かった」
「テニス・全豪オープン」(16日、メルボルン)
今年の四大大会(グランドスラム)初戦が開幕。男子シングルス1回戦の第1試合で、第5シードで世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が世界ランキング45位のアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)にフルセットの末、5-7、6-1、6-4、6-7、6-2で破り、2回戦に進んだ。
3時間34分に及んだ熱戦を制した錦織は、試合後の現地インタビューに対し、「タフな試合でしたが、1回戦を勝ち抜けてうれしいです。メンタル面で楽ではなかった。第4セットの取るべきタイブレークを取れず、確かに第5セットの前で精神をリラックスさせる必要があった。たくさんの応援の中、このコートでプレーできて楽しかったです」と英語で答えた。
続けて日本のテレビインタビューでは、試合を振り返り、「なかなか出だしが良くなかった。ちょっと硬さもあったので、なかなか足が動いてなくて、いいショットがいってなかったが、最後ファイナルセットは集中していいテニスができた。タフな試合だったけど、まずは勝てて良かったです」とホッとした表情で語った。
初戦は自らのラケット・ミスからペースをつかめないシーンが見られたが、最終セットでは一方的な展開に持ち込んだ。錦織は試合中に修正した点を問われると、「最後はしっかり攻めるように意識した。ちょっとラケットが振れてない場面だったり、入れにいってしまう場面が少し多かったので、それでセットを取られてしまっている場面も多かったので、最後はディフェンスも集中できて、アンフォースエラーが少なかったので、しっかりスコアで勝てたと思う」と説明した。