沙羅反省2位 「有希さんに圧倒された」通算50勝お預け
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子」(14日、宮の森ジャンプ競技場)
W杯通算80試合目の出場で、通算50勝目がかかっていた高梨沙羅(20)=クラレ=は93メートル、92メートルの242・1点で2位。札幌でのW杯連勝も6で止まった。「有希さんのジャンプは下から見ていても興奮したし、圧倒された」と、素直に勝者をたたえた。
試技で100・5メートルの大ジャンプを披露したが、本番では微妙に踏み切りのタイミングがずれた。「前回(ドイツでのW杯)がラージヒルだったので、ノーマルヒルへの切り替えができていない。もたついてしまっている」と反省を口にした。
15日は札幌で第2戦がある。地元北海道で節目の勝利を達成したい気持ちは強い。「昨日よりもいいジャンプになったと思うし、次につながる。札幌で50勝を迎えられたらと思う」と力強く語った。