新関脇玉鷲がハム栗山流トレで汗 餅つきを“ハンマートレ”に
大相撲初場所(1月8日初日・両国国技館)で新関脇に昇進した玉鷲(32)=片男波=が30日、餅つきを“ハンマートレーニング”に見立てて汗を流した。
東京都墨田区の片男波部屋で恒例の餅つきが行われ、師匠の片男波親方(元関脇玉春日)は「日本ハムの栗山監督は大谷選手を1番で使ったり型を破る。そこからヒントを得た。餅つきもトレーニング。膝や背中の使い方など」と意外性のある栗山流の指導を参考。玉鷲は20キロ近くのきねを振り続けた。
「腕がパンパン」と苦笑いの玉鷲だったが「餅にあたる瞬間にパーンと。数より、しっかりつくこと」と師匠の狙いを感じ取っていた。
九州場所は小結で10勝し、初場所では大関とりの足固めがかかる。「誰でも優勝できるチャンスがある。それを常に頭に入れて」と意欲を見せていた。