宇野 初優勝へ進化!羽生より高難度の4回転フリップ3回転トーループ挑戦 

 「フィギュアスケート全日本選手権」(22日、東和薬品ラクタブドーム)

 公式練習が行われ、出場選手が最終調整を行った。4連覇中だった羽生結弦(ANA)が欠場した男子は、成長著しい宇野昌磨(19)=中京大=が4回転フリップを武器に頂点を狙う。

 完成間もない大技が、さらなる進化を遂げる。GPファイナルで男子3位となった宇野は、今年4月に世界初成功しギネス記録にも認定された4回転フリップに3回転トーループを合わせた連続ジャンプ挑戦を示唆した。

 羽生が跳ぶ4回転ループよりも難度の高い大技に、コンビネーションを合わせることで「効率的に言えば(今自分が跳べるジャンプで)点数が一番高い」と宇野。「練習での完成度は上がっている」と自信を見せた。

 挑戦のきっかけは、GPファイナルで見た女子の公式練習。2連覇したメドベージェワ(ロシア)が、すべてのジャンプに3回転トーループをつける練習をこなしているのを見てひらめいた。「コンビネーションの練習は少ないと思っていたし、体力もつく」。早速自ら取り入れ、高い完成度まで引き上げた。

 4連覇中の羽生の欠場もあり、初優勝への期待は高まる一方だ。だが冷静に「今まで練習で頑張ってきたことをすべて出すのが僕のやるべきこと」と闘志を燃やした。

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