内村 日本初のプロ活動正式発表「体操界引っ張る存在に」

 今夏のリオデジャネイロ五輪男子体操で個人総合、団体の2冠に輝いた内村航平(27)が27日、今月限りで所属先のコナミスポーツクラブを退社し、日本体操界初のプロとして活動すると正式発表した。

 内村は東京都品川区にある所属先の本店で開かれた体操教室に参加。全国から抽選で選ばれた子どもたち200人に前転や後転、倒立などを熱心に指導した。終了後の退社セレモニーであいさつに立ち、「今後はプロという形で体操の普及にも力を入れ、その子どもたちの中から未来の日本代表選手が生まれたらいいと思っている。プロとしてみんなのお手本になり、日本の体操界を引っ張っていける存在になりたい」と決意を述べた。

 セレモニーの最後には5年前に入社した同期であり、リオ五輪でも一緒に団体金メダルを獲得した山室光史(27)がチームメートの寄せ書き入りユニホームを贈呈。「こんな素晴らしいプレゼントをもらえるとは思っていなかった。うれしさでいっぱい」と感激の内村に対し、指導する加藤裕之監督(52)は「チームコナミとしての絆は永遠に不滅。必要ならいつでも練習しにこの体育館に戻ってきてほしい」とエールを送った。

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