宮原知子2位に安ど「ギリギリのGPファイナル」 安定演技SP3位から浮上

好演技をみせる宮原知子=真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(26日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、連覇を狙ったSP3位の宮原知子(関大)は、133・80点(SP64・20点)、合計198・00点で2位に順位を上げた。この結果、シリーズ上位6人が出場できるGPファイナル(12月9日開幕、マルセイユ)出場を決めた。日本選手の出場は16大会連続となる。大きなミスなく結果を残した日本の現エースは場内インタビューでほっとしたような表情を見せた。

 ジャンプの安定性に定評がある宮原だが、前日のフリーでは連続3回転の最初・ルッツで転倒した。「昨日のショート(SP)ですごく悔しい演技だったのでフリーでは緊張したんですけど、なんとか頑張りました」とひと息ついた。

 「もう少し改善点はあったんですけど、何とか大きなミスはなかったので良かったです」と語るように安定感のある演技を披露。10月のスケートカナダで、まさかの「0点」に終わってしまったステップも丁寧に演技した。「このフリーでは強い女性を演じるというのがテーマなので精いっぱい強く滑りました」と、かみ締めるように振り返った。

 表彰台を確保しGPシリーズでは6番目の成績で、日本選手のGPファイナル連続出場の歴史をつないだ。「ギリギリのGPファイナルかなと思ってるんですけど、出場できるからには、しっかり今回みたいなミスがないように自信を持って滑りたいと思います」と日本代表としての決意を語った。

 日本勢では樋口新葉(東京・日本橋女学館)がフリー122・81点、合計185・39点で4位。松田悠良(愛知・中京大中京高)がフリー117・28点、合計178・26点で7位に入った。優勝は今年の世界選手権3位のアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)で210・86点。

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