幕内最軽量の石浦が9連勝 あるぞ102年ぶり新入幕V

 「大相撲九州場所・10日目」(22日、福岡国際センター)

 幕内最軽量114キロの新入幕石浦が蒼国来を送り出して2日目からの連勝を9まで伸ばし、平幕ではただ一人1敗を守った。このまま星を伸ばして新入幕優勝を果たせば、1914年5月場所の両国勇治郎以来2人目。平幕優勝は2012年5月場所の旭天鵬(現大島親方)以来。1年納めの九州場所で快挙の夢が大きく膨らんだ。

 大入り満員の館内に割れんばかりの拍手が充満した。今場所売り出し中の石浦は、立ち合い蒼国来に突っ掛けられ、2度目で立つ。瞬時に左に動いて上手を取ると、出し投げで相手の体勢を崩して送り出した。

 一度目の立ち合いで蒼国来が変化する動きを見せた。それを見抜き、逆手に取って、自分の方が変化気味に動いて勝った。「最初の立ち合いで相手が変化する感じできたけど、自分は左を取りにいくと決めていた。その通りにできた」と冷静な口調で振り返った。

 前日、8連勝で新入幕勝ち越しを決めたばかり。ともすれば油断しかねない勝ち越し翌日だったが「ちょっと気持ちが緩みそうになったので、勝ち越したから楽にいこうと考えないようにした」。新入幕とは思えない落ち着きぶりで、しっかりと気持ちを引き締めて臨んだ。

 今場所から横綱白鵬が土俵入りする際の露払いを務めているが、それが大きな発奮材料になっているという。「土俵入りの時は、この場所にいる自分が誇らしい。オレはここまできたんだ。よし、頑張るぞという気持ちになる」と、連日闘志を奮い立たせている。

 幕内に上がったことで、場所入りの時刻が遅くなったことも好調の要因。先場所までは昼食をしっかり取る時間がなく、千秋楽までに体重が5キロ前後減ってしまうのが常だったが「今場所はご飯を食べる時間ができたので、体重(114キロ)をキープできている」。俊敏で力強い相撲の秘密を明かした。

 新入幕場所で2日目から9連勝。今後は相手が厳しくなることが予想されるが、もしもこのまま白星を積み重ね、新入幕初優勝なら102年ぶりの快挙となる。「ここまでは100点満点。出来すぎ。怖いくらい。優勝ですか?1ミリも考えません」。ゲンを担いで2日目からそらずにいる無精ひげが伸びに伸びた時、新たな歴史が作られる。

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