綱とり豪栄道が初黒星、顔面から落ち流血「また明日から」
「大相撲九州場所・6日目」(18日、福岡国際センター)
綱とりの大関豪栄道(30)=境川=は小結玉鷲(32)=片男波=に突き落としで敗れ、痛い初黒星を喫した。
立ち合いで今場所初めて差し込まれた。左に回り込み、一瞬にらみ合った後、逆襲に転じたが、土俵際で突きとされると、わずかに早く土俵に落ちた。
額から流血し、砂まみれの口にも血がにじむ痛々しい姿。支度部屋に戻る前にモニターテレビで取り口を確認し「立ち合いがイマイチ。もっと踏みこまなダメだな」とつぶやいた。
これで先場所初日からの連勝は20で止まった。「自分が(落ちるのが)早かったんじゃないか。立ち合いが軽かった。悔しいけど、仕方がない」と潔く完敗を認めた。
痛恨の黒星を喫したのは紛れもない事実だが、V本命の白鵬も結びで1敗に後退。「また明日から集中してやるだけ。これからのことは明日の相撲次第」と必死に前を向いた。




