東洋大、ロケットスタートで連覇決める 酒井監督「先行逃げ切りをしたい」

 大学日本一を決める全日本大学駅伝は6日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間106・8キロで行われる。5日は名古屋市で区間エントリーの変更と開会式が行われた。前回王者の東洋大は、1区にエースで主将の服部弾馬(4年・豊川)を変更で投入、ロケットスタートで先行逃げ切りを図る。

 この日の区間変更で1区に5000メートルで今季日本人最速の服部、さらに2区に同じく1万メートルで今季日本人最速の桜岡駿(4年・那須拓陽)の投入を決めた。酒井俊幸監督(40)は「1区でロケットスタートをしたい。今季学生の中で上位の2人で先行逃げ切りをしたい」と意図を明かした。

 前回は1区に服部勇馬(現トヨタ自動車)、2区に弟の弾馬というきょうだいリレーで青学大の出ばなをくじき、そのまま初優勝に持ち込んだ。当然目指すのはその再現。「他のチームが走りにくい雰囲気をつくりたい。1分2分のリードは無理でも20秒、30秒のリードで3区4区の走りも変わってくる。先着ということが大事」と先手、先手で青学大の分厚い選手層を切り崩す。

 10月の出雲駅伝では、酒井監督就任後、3大駅伝で最低となる9位に沈んだ。「ラストスパートが利かず、闘争心も伝わってこなかった。東洋らしい攻めの走りをするための布陣」と指揮官。原点の「1秒を削り出す」走りで打倒青学大、そして連覇に挑む。

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