青学大「神ってるぜ 青山大作戦」で出雲駅伝V狙う 学生駅伝幕開け
「出雲駅伝」(10日、出雲大社正面鳥居前~出雲ドーム前=6区間)
学生駅伝シーズンの幕開けを告げる出雲駅伝を前に9日、区間エントリーと監督会見が行われ、昨年優勝の青学大の原晋監督(49)は「神ってるぜ 青山大作戦」を掲げ連覇を誓った。
神の国出雲で青学大が「神ってる」走りを見せつける。原監督は出雲駅伝の作戦について「神ってるぜ 青山大作戦」と宣言。「出雲だし、カープファンなので」と広島県出身らしく、圧倒的な強さで25年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた広島にあやかってこの日の昼間、急きょ命名したという。
その「神ってる」作戦に欠かせない、トップバッターならぬ1区を任されたのは、1年生の鈴木塁人(たかと)。くしくも由来となった広島の鈴木誠也外野手と同じ名字で、名前は野球好きの母久美子さんが「塁」という字を入れたまさに申し子。大役に鈴木は「去年テレビで見た先輩たちと駅伝に出られること事態が神っている」と謙遜しながらも、「自分も野球で1番バッターをやっていた。先頭打者としての役割は変わらない。後ろの区間に控えている頼もしい先輩がビックリするような走りをしたい」と意気込んだ。
青学大の今季の目標は昨季果たせなかった出雲、全日本、箱根の3冠だが、原監督は「出雲を乗り切れたら選手層が厚いので3冠が見えてくる」と手応えをのぞかせる。「カープの赤の次は青山の青。信号も赤の次は青」と原監督。青信号のまま、神ってる勢いで今季の学生駅伝を駆け抜ける。