浅田真央「マオペース」第一歩は上々 今季初戦はSP2位発進

 「フィギュアスケート・フィンランディア杯第1日」(7日、エスポー)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦となった元世界女王の浅田真央(26)=中京大=は64・87点で2位発進となった。アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)が69・50点で首位に立った。

 マイペースならぬ「マオペース」を心に刻んで挑んだ今季初戦で、真央がまずは上々のスタートを切った。調整途上ということもあり、トリプルアクセルは回避を選択。冒頭のダブルアクセルをしっかりと決めると、続く3回転フリップ-2回転ループの連続ジャンプも成功。最後の3回転ループはやや着氷が乱れ、出来栄え点(GOE)でマイナス評価となったが、大きなミスはなかった。

 今季のプログラムはSP、フリーともファリャ作曲の「リチュアルダンス」。ピアノパージョンを使用したSPでは黒の衣装を身にまとい、激しく、ミステリアスに舞った。後半にかけて、徐々にテンポアップしていく難しい曲を、緩急自在の華麗なスケーティングで彩り、表現力を示す5項目の構成点ではトップのスコアをマーク。演技後も納得したような笑顔が浮かんだ。

 7日のフリーでは、オーケストラバージョンの「リチュアルダンス」を初披露する。SPとは一転して、テーマカラーは赤。「SPとフリーで1つになっている」という意欲作。初演でまず、今季の手応えをつかむ。

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